リンパマッサージって何？どんな効果があるの？

こんにちはあやです。
エステサロンのコースでもよく見かけるリンパマッサージ。ほかのマッサージとどう違うのか知っていますか。身体には血液と同じようにリンパ液というものが全身を巡っているのは聞いたことがあると思います。リンパの流れが滞ると手足など末端の冷えやむくみ、代謝が落ちて太りやすくなる、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなるなど身体の不調を感じるようになります。リンパマッサージでは、その滞ったリンパを押し流して、身体の不調を改善させていくことを目的に行われます。ここでは、リンパマッサージでは、どのようなことを行うのか、その効果についてもまとめました。

そもそもリンパって何？どんな働きをしているの？

リンパは血液と同じように全身に流れています。血液は血管を流れますが、リンパはリンパ管を流れるようになっていて、血管と同じく全身に張り巡らされています。そして、血液が心臓のポンプ機能によって全身を巡るのに対して、リンパには心臓のようなポンプになる働きをするものがありません。呼吸や骨格筋の運動によって流されます。

そのため、デスクワークが多かったり、筋力の低下、体を締め付ける服や靴、運動不足になるとリンパの流れは悪くなります。

リンパは、血管や細胞から排出された老廃物や細菌、ウイルスを取り込み、リンパ節まで運んで浄化する働きをしています。リンパ節は耳の下、首、鎖骨、脇の下、腹部、足の付け根にあります。

リンパ節の辺りを揉んでゴリゴリしたり、痛みを感じたりした場合にはリンパの流れが滞っている可能性があります。

リンパの流れが滞った時に一番わかりやすい症状が足のむくみです。女性はむくみに悩んでいる人が多いです。朝履いていたパンプスが夕方にはキツくなる。ロングブーツのファスナーが上がりにくくなるなどこのような経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

リンパの中には余分な脂肪も流れます。そのため、リンパの流れが滞り、むくみが慢性化すると下半身太りやセルライトなどが現れるようになります。

また、風邪をひいた時には耳の下にあるリンパ節や首のリンパ節が腫れることがあります。これはリンパ管の中でウイルスや細菌をやっつけて浄化しようとしているからです。風邪が治る頃にはリンパ節の腫れも治ります。

リンパの流れが滞るとこのような作用も弱まってしまいます。そのため免疫力が低下して病気になりやすくなるとされています。

リンパマッサージでリンパの流れを促進させる

リンパの流れが滞ると身体には、冷え性、むくみ、代謝が落ちる、免疫力が落ちるなど様々な悪い影響があります。リンパマッサージを行うことで、リンパの流れを促進させて身体にたまった余分な水分や老廃物の排出を促進させることができます。

リンパマッサージは、施術者の手技によってマッサージを行います。マッサージオイルやジェルをつけて、身体の末端からリンパの流れに沿ってリンパ節まで滞ったリンパを流すようにマッサージしていきます。

指圧のように力を入れることはありませんが、リンパの流れが滞っている場合には、痛みを感じることが多いようです。繰り返しマッサージされることでリンパの流れがスムーズになると痛みは感じられなくなります。

セルフでリンパマッサージをするのも良いですが、その場合には、リンパの流れる向きや力加減に注意が必要です。リンパは身体の末端からリンパ節に向かって流れるので手の場合には指先から肘を通って脇へ。足の場合には足先から膝の裏を通って足の付け根へ。顔の場合には耳下のリンパ節を通って首へ行き鎖骨下に流れます。

逆方向へのマッサージは、逆効果になってしまうので注意しましょう。そして、リンパは皮膚のすぐ下を流れています。力一杯もみほぐす必要はありません。優しく撫でるように行うだけ効果があります。リンパ節のあたりは少し力を入れて押すように揉みほぐすと良いでしょう。

また、リンパマッサージと似た言葉でリンパドレナージュというものがあります。リンパドレナージュはフランス語で「リンパ排出」という意味です。日本で普及する時に「ドレナージュ」という言葉に馴染みがなかったため、「マッサージ」と訳して広まったようです。そのため、リンパマッサーもリンパドレナージュも基本的に施術の内容は同じです。