医療脱毛は効果が高いって本当？レーザー脱毛って何？完了までの期間は？

こんにちはあやです。
脱毛をしようと思った時、医療脱毛にするかエステサロンの脱毛にするかで悩む人もいるでしょう。価格だけを見るとエステサロンでの脱毛の方が安くできます。「脱毛が安くできるならエステサロンでいいか。」と安易に決めてしまうのはNGです。医療脱毛とエステサロンの脱毛の価格が違うのはそもそも使う機械が違うからです。医療脱毛では、医師がレーザーを使って行います。一方エステサロンは光脱毛です。この２つは脱毛効果に歴然の差があり、医療脱毛の方がその効果が高いのです。ここでは医療脱毛について詳しく説明します。

レーザー脱毛って何？光脱毛との違いは？

クリニックで行われる医療脱毛では、医師によって医療用レーザーを肌に照射して脱毛が行われます。レーザーは肌の表面には反応しません。レーザーは黒いメラニン色素に反応します。そのため毛を通して毛根部分に熱が吸収されます。それによって、毛の作られる元になる毛乳頭が破壊され、その結果毛が生えてこなくなるのです。毛が生える元から壊すというイメージです。

一方エステサロンで行われている光脱毛もメラニンなどの色素に熱を与えるのですが、その威力が弱いため、毛の生えてくる元となる毛乳頭の破壊までは出来ません。そのため、何度も何度も繰り返すことで、徐々に毛が薄くなっていくというイメージです。何度も行えばある程度自己処理がいらないほどまでになることは可能です。ただエステサロンでの光脱毛はあくまでも毛の発育を抑える減毛であると考えましょう。

レーザー脱毛完了までの期間は？

レーザー脱毛は2か月おきに行い5〜8回で完了することが多いです。6回前後のパックでの契約が多いのもこのためです。「レーザー脱毛は毛の生える元になる毛乳頭から破壊するのになぜ何回も通わなくてはいけないの？」と思う人もいるでしょう。

それには、毛周期という毛の生えるサイクルが関係しています。毛は今生えている物が全てではありません。皮膚表面に現れている毛は全体の1/3程度と言われています。

毛には休止期→成長期→退行期という段階があります。まず、毛母細胞が分裂を始め、皮下で新しい毛が生まれ伸び始めます。そして表皮へ現れてくるこの時期が成長期です。その後、毛母細胞の分裂が止まると退行期に入り、毛のできる元になる毛乳頭部分と毛が離れ始め、上へ押し上げられていきます。そして休止期に入ると毛乳頭部分と毛が完全に離れ自然に抜け落ちます。

これが毛のサイクルで、3〜4か月かけて常に新しい毛に生まれ変わっているのです。

脱毛のためのレーザーはいつ照射しても効果があるわけではありません。レーザーは黒いメラニン色素に反応し、毛を通して毛根部分に熱を吸収します。ダメージを与えるためには、毛と毛母細胞が繋がっているというのが大切なのです。毛母細胞が活発に働き、毛と繋がっているのは「成長期」です。そのためレーザーは成長期の毛のみに有効です。休止期や退行期の場合には、毛と毛根部分が離れてしまっているためレーザーを照射してもそこまで届きません。

2か月おきに脱毛に通うのは、この毛の生えるサイクルに合わせてレーザーを当てるためです。そして5〜8回で完了するのは、一般的に成長期の毛は全体の20%と言われているからです。20%を5回で100%になります。毛の生えるサイクルは全ての人が同じではありませんし、毛量の差など個人差があるため5〜8回で完了するとされています。

成長期の毛にのみ反応するというのはエステサロンで行われている光脱毛も同じです。光脱毛の場合には、レーザーよりも威力が弱いため完了まで12〜24回かかるとされています。

医療脱毛を受ける時の注意点は？

レーザー脱毛を行なっている時には、次の施術までに注意することがあります。
１つ目は、自己処理はシェーバーを使うこと、２つ目は、日焼けをしないことです。

レーザーは、成長期の毛のメラニン色素に反応して、毛乳頭を破壊します。生えてきた毛を毛抜きで抜いてしまうと、毛乳頭を引きちぎってしまうことになるので、レーザーを当てた時に、毛乳頭まで届きません。毛の生えるサイクルも乱れてしまいます。脱毛効果が出にくくなってしまうので、次の施術までにムダ毛が気になった場合にはシェーバーで処理するようにしてください。

また、レーザーは黒いメラニン色素に反応します。レーザーは普通なら皮膚表面には反応しませんが、肌が黒くなってしまうと肌にも反応してしまうことがあります。そうなると火傷などのトラブルが発生することがあるので、施術を断られることもあります。