こんばんはあやです。
毎日のスタイリングで使うヘアアイロン。
セットをするときにとても便利な道具ですが、毎日使っていると髪が傷んで毛先が赤茶色っぽくなってしまったり、硬くしなやかさが無くなって切れやすくなってしまいませんか?
もし、ヘアアイロンを使っていて、髪のダメージが気になるようになったのなら、もしかしたら間違った使い方をしているのかもしれません。
正しい使い方をマスターすれば、髪へのダメージは最小限にして毎日のスタイリングを楽しむことができるようになりますよ!
ここではヘアアイロンで髪が傷んでしまう原因や、ダメージを少なくする方法を解説します。
ヘアアイロンで髪が傷んでしまう原因
ヘアアイロンで髪の毛が傷んでしまうのは、髪の成分のほとんどが熱に弱いタンパク質と水分でできているからです。
なんと、髪の毛の成分は約80〜85%がタンパク質で、約10〜15%が水分でできているんですよ。
夏に髪が傷みやすいのも、強い日差しが当たることが原因のひとつです。でも、ヘアアイロンの温度は150〜180度くらいとあり、日差しとは比べものにならないほど非常に高いので、髪へのダメージは大きくなります。
高温によるタンパク質の変性
ヘアアイロンの1番の髪へのダメージは、高温によるタンパク質の変性です。
髪の毛は主な成分がタンパク質です。髪への熱ダメージの影響は、同じようにタンパク質が多い“卵”でよく例えられます。
卵は熱を加えると固まるので、ゆで卵や目玉焼きができますよね。これと同じようなことが髪の内部でも起こると思うとイメージがしやすいと思います。
髪にヘアアイロンで熱を与えると、髪のタンパク質は集まって固まってしまいます。これがダメージヘアがしなやかさがなく硬い原因です。
さらに、傷んだ髪はキューティクルが開きやすくなっています。キューティクルはウロコのような形をしていて、髪の毛の周りにあり、内部の水分やタンパク質が流れ出ないようにする役割をしているのですが、キューティクルが開くと、水分が蒸発しタンパク質も失ってしまいます。
すると髪には空洞になるダメージホールと呼ばれるものができ、弱く脆くなって枝毛や切れ毛ができてしまいます。
水分の蒸発
髪は乾いている状態でも約10〜15%の水分を含んでいます。
乾いた髪をヘアアイロンで挟んだときに白い湯気のようなものが出ることがあると思いますが、これは髪の内部の水分が蒸発しているからです。
ヘアアイロンで髪を巻いたり、ストレートにするときには、髪内部の水分を蒸発させることで形状を固定するので、ある程度は仕方がないことなのですが、髪内部の水分が少なくなってしまうと、髪はパサついてしまいます。
ヘアアイロンによる摩擦
ヘアアイロンで髪を巻いたり、ストレートにするときには、髪を挟んだまま引っ張ってスライドさせます。
このときにはどうしても摩擦が起きてしまいます。
しっかりと形状を記憶させようと力を入れれば入れるほど、摩擦も大きくなり、キューティクルにダメージを与えてしまいます。
ヘアアイロンのダメージを最小限にする方法
ヘアアイロンの髪へのダメージは高温、水分の蒸発、摩擦です。ダメージを最小限にするためには、この原因が少なくなるようにすれば良いのです。
高温には注意!でも低温で長時間のほうがもっとダメ
高温だとダメージを与えてしまうから、低温で長時間かけて巻いたほうがいいのかなと思うかもしれませんがこれは余計に髪を傷めてしまいます。
乾いた髪がダメージを受けるのは60度からです。ヘアアイロンでは低温でも100度はあります。でも100度ではカールをつけようとすると、長い時間挟まなくてはいけません。
これは髪にとってとても大きな負担になります。
160〜180度でヘアアイロンを使う時間を短くするほうが、髪へのダメージは少なくなります。
挟んだら3〜5秒でクセがつけられる温度に設定しましょう。
ヘアアイロンをするときは乾いた髪で何もつけない
髪は濡れた状態が1番デリケートです。キューティクルも開いているので、その状態でヘアアイロンを使うのは絶対にNG。必ず髪を乾かしてから使いましょう。
また、ヘアアイロンをする前にミストやオイルをつけるのもNGです。水分を含んでいるので髪が濡れた状態と同じになってしまい、ダメージを受けやすくなります。
スタイリング剤は、ヘアアイロンを使った後につけるようにしましょう。
髪質に合わせたヘアアイロンの温度の目安
髪質によってヘアアイロンでクセがつけられる温度が違います。
できるだけ髪に負担がかからないように、自分の髪質にあった温度と時間を見つけることが大切です。
目安になる温度をご紹介します。ヘアアイロンで挟む時間は5秒以内にしましょう。
高温(180度)がおすすめの髪質
髪が太い・髪が硬い・クセが強い・カールがすぐに落ちる
低温(150度)がおすすめの髪質
髪が細い・髪が柔らかい・ダメージがある
これを目安にして、自分の髪に合った温度を見つけてくださいね。