こんばんはあやです。
「雨が降っている日には、前髪が全然きまらない」
「湿気が多いと、前髪がうねって困っている」
こんな髪のお悩みをお持ちの方は多いでしょう。
特に、日本人の約7割は「くせ毛」があるといわれています。
しかし、なぜ晴れている日は髪型が崩れないのに、雨の日にはうねりが強く出てしまうのでしょうか。
そこで今回は、雨の日や梅雨時に「前髪がうねる」という方へ、その原因と予防方法、対象方法をご紹介します。
雨の日や梅雨時に「前髪がうねる」原因とは?
雨が降っている日や、湿気の多い梅雨の季節には「うねる前髪にうんざりしている」というあなた。
前髪がうねる原因は、髪の毛の構造とダメージにあります。
髪の内部には、コルテックスと呼ばれるたんぱく質の集まりが存在。
このコルテックスのおよそ9割を占めているのが、ケラチンです。
ケラチンは、2種類に分類されます。
水分を吸収しやすいタイプと、吸収しにくいタイプです。
くせ毛やダメージのある髪の場合には、これらのケラチンの配列が均等ではありません。
さらに、コルテックスの内部には多くの空洞があるため、その隙間を埋めようと「水分を過剰吸収」してしまうんですね。
その結果、髪が不均等に膨張して「うねり」や「チリチリ」という見た目になってしまうといわれています。
うねる前髪の予防・対処方法
「原因がわかっても対処ができない!」という方も少なくないはず。
そこで、ここからは「うねる前髪の予防・対処方法」をご紹介します。
シャンプー後はしっかり乾かす
まず毎日の習慣のなかで大事なのは、シャンプー後などの「濡れた髪」はしっかり乾かすこと。
髪は、濡れた状態だと表面のキューティクルが開いているため、とても傷みやすくなっています。
また、濡れた状態のまま放置していると、うねりやクセが強く出やすくなってしまうんですよね。
そのため、シャンプー後やお風呂あがりには、できるだけ早くドライヤーで乾かすようにしましょう。
このとき、髪を軽く引っ張ってテンションをかけつつ、髪の上から下に向けてドライヤーの風を当てるのがオススメ。
髪表面のキューティクルは下方向へ流れているため、この流れに逆らわずに「キューティクルを寝かしてあげるイメージ」で乾かしてくださいね。
アイロンでセットする
前髪のうねりが気になる場合には、ストレートアイロンを使用してセットするのが良いでしょう。
髪の毛は、温度が高い状態から冷めるときに形付く特性を持っています。
ちなみに、アイロンを使う際には温度設定にも注意!
髪の毛のケラチンは、150度以上になると熱変性を起こして「炭」のようになってしまいます。
髪の毛のうねりやクセが強い方は、180度などの高温で使用したくなるのもわかりますが、髪がどんどん傷んでしまい、余計に「湿気に弱い髪質」へと悪化してしまうのです。
アイロン温度は130~140度を目安に設定することをおすすめします。
また、アイロン前には髪の毛を保護する成分が含まれた「ヘアオイル」などを使用すると、うねり予防やダメージ予防になります。
縮毛矯正をかける
湿気や水分で髪がうねってしまう場合には、美容院で縮毛矯正をかけてもらうのもオススメ。
髪全体ではなく、前髪だけのポイント施術であれば、ダメージも最小限で済みます。
ただし、縮毛矯正は美容院のメニューのなかでもワーストといえるほど、髪に負担がかかる施術です。
そのため、何度も繰り返しかけていると「ビビリ毛」のようにチリチリの状態になってしまい、取り返しがつかなくなることも。
担当の美容師さんには、しっかりと髪の状態を把握してもらい、相談しながら縮毛矯正をかけるようにしてくださいね。
油分コーティングで湿気から髪を守る
前髪がうねってしまう原因でもお話しましたが、湿気や水分でうねりが強く出てしまうのは、水分吸収と髪の膨張が理由。
だからこそ、朝のスタイリングの仕上げには「油分」が多く含まれたスタイリング剤を使用して、髪表面を水分から保護してあげる必要があります。
特におすすめなのは、ワセリン系のスタイリング剤。
ホホバオイルやアルガンオイルなどがブレンドされているワックスなども、うねり予防には最適でしょう。
水と油はお互いに「はじき合う」という特性を持っています。
あらかじめ、油分で髪をコーティングすることで、雨の日でも前髪のセットが崩れにくくなるので、ぜひ試してみてくださいね。
油分で仕上げた後は、ケープなどのスプレーで固めてあげるのも効果的ですよ!
まとめ
今回の記事では、雨の日や梅雨など湿気が多い日に「前髪がうねる」とお悩みの方に向けて、その予防方法、対処方法をご紹介しました。
水分や湿気によって、髪の毛がうねうねしてしまうのは「髪の内部構造」と「キューティクル」に問題があることがほとんど!
セットの仕上げには「油分で保湿コーティング」をすることで、湿気に強い前髪を目指していきましょう。