こんにちはあやです。
最近、髪質改善を行う美容院が増えています。髪質改善は髪を擬似的に健康な髪に近づけ、手触りや見た目を改善する施術です。
今回の記事では、髪質改善とトリートメントや縮毛矯正との違い、髪質改善の種類、メリットデメリットについて紹介します。
髪質改善とは?くせ毛は治る?
髪質改善は「髪質改善トリートメント」という名前で行われることが多いですが、通常のトリートメントとは仕組みが異なります。
通常のトリートメントは、毛髪内部のダメージに栄養を浸透させ、髪表面に疑似キューティクルを作ることで内部の栄養を逃さないようにします。
一方、髪質改善トリートメントは、薬剤と熱により髪内部の結合を補ったり、修復したりしてダメージを根本から改善するものです。
そのため、通常のトリートメントはうるおいを与え、指通りを良くする効果はありますが、クセやうねりの改善は見込めないのに対して、髪質改善は髪にハリ・コシ・ツヤを与えクセやうねりの改善ができます。
髪質改善には髪の質感を整えクセやうねりを改善する効果がありますが、髪質改善で整えられるのは、紫外線やヘアカラー、乾燥などによる外部のダメージが原因のクセ毛です。
生まれつきのくせ毛・ホルモンバランスの変化によるくせ毛・縮毛は、髪質改善で直すのは難しいでしょう。
髪質改善と縮毛矯正の違い
髪質改善と同じように髪のクセやうねりを整える方法に縮毛矯正があります。
縮毛矯正は、薬剤の力で髪の毛内部の結合を1度切ってからアイロンでクセを伸ばした後、サイド結合を作る施術です。
人工的にクセを伸ばすため、毛髪内の結合を修復してクセを抑えるものなので、仕組みが異なります。
縮毛矯正はダメージケアには不向きですが、縮毛矯正では直せない生まれつきのくせ毛やホルモンバランスの変化によるくせ毛、縮毛にも効果があります。
髪質改善の種類
髪質改善には、使用する薬剤によりいくつか種類があります。ここでは主な4種類を紹介します。
酸熱トリートメント
酸熱トリートメントは、グリオキシル酸を配合した薬剤とアイロンを利用して施術します。髪内部の結合水を増やし髪内部の結合を作ることでハリやコシを高めるため、髪をしっかりさせる効果が期待できます。
水素トリートメント
水素トリートメントは水素が含まれる薬剤を使用し、活性酸素と結びつけ化学反応を起こして髪内部の水分量を高める施術です。
ケラチントリートメント
ケラチントリートメントは、髪の主成分であるタンパク質のケラチンを髪になじませていく施術です。
サイエンスアクア
サイエンスアクアは、アルカリ電解水でキューティクルを開き、薬剤と熱でトリートメント成分を浸透させた後、弱酸性のトリートメントでキューティクルを閉める施術です。栄養が補給され、ツヤのある髪にする効果が期待できます。
髪質改善の相場と所要時間
髪質改善の価格はサロンにより異なります。相場は10,000〜20,000円です。施術にかかる時間は1〜2時間が目安です。
持続期間は2〜3カ月程度ですが、ダメージが強い場合は短くなることがあります。
施術後の状態をキープするためには2か月に1回を目安に施術を受ける必要があります。
髪質改善のメリットデメリット
最後に髪質改善のメリットとデメリットを解説します。髪質改善を検討している方はメリットだけでなく、デメリットも知った上で施術を受けましょう。
髪質改善のメリット
● まとまりが出る
● ハリコシが出る
髪質改善は、髪内部まで栄養を浸透させるので、通常のトリートメントよりもまとまりが良く、持続期間も長いです。また、髪に栄養が満たされイキイキとしたハリやコシも生まれます。
髪質改善のデメリット
● 強いクセやうねりは改善できない
● 繰り返し施術が必要
● 費用がかかる
髪質改善では強いクセやうねりは改善できません。強いクセやうねりを抑えたい場合は、縮毛矯正の方が良いでしょう。
また、髪質改善の持続期間は2〜3カ月です。髪は1カ月に1cm程度伸びるため、2〜3カ月経てば根元の2〜3cmは栄養の入っていない髪になります。そのため、2〜3カ月経てばトップにツヤがなく、以前入れた栄養も抜けてくるため、全体的にまとまりが弱くなりツヤも失われます。
効果を持続させるためには繰り返し施術が必要ですが、髪質改善には1〜2万円程度かかるため、ヘアケアにかかる費用が高くなります。
まとめ
髪質改善は、髪を根本から補修するため、通常のトリートメントよりも補修効果が実感できます。髪のまとまりが良くなり軽いクセやうねりなら改善できるところもメリットです。
サロンにより使用する薬剤や費用が異なるので、髪質改善が気になる方はぜひ一度サロンで相談してみてください。