気軽にリフトアップや小顔になれると幅広い世代から人気を集めている糸リフト。
ダウンタイムが短く、効果が穏やかなので自然なリフトアップ効果でバレにくいところも受ける人が増えている理由です。
しかし、気軽に受けられて効果が高いと言われる一方で、「糸リフトは効果がない」「糸リフトをやらなければよかった」「糸リフトで失敗した」などネットではネガティブな意見も多く見られます。
糸リフトを受けて「思っていたのと違った」と後悔しないためには、効果やメリットだけでなく、デメリットについて知ることも大切です。
糸リフトの理解を深め、施術を受けるかどうか検討する参考にしてみてください。
糸リフトの効果
糸リフトは、トゲの付いた溶ける糸を皮下に挿入し、顔の皮膚を引き上げてフェイスラインのたるみやほうれい線などを改善する治療です。
数ミリ引き上げるだけなので、脂肪吸引のように大きな変化はなくナチュラルな仕上がりで、あご周りが引き締まってきれいなVラインに整えられます。
また、切開リフトのように切ったり縫い合わせたりしないため、施術による身体への負担が小さく、ダウンタイムも短いところが特徴です。
糸リフトが効果がないと言われる理由
糸リフトは、脂肪の付き具合や、たるみの程度、皮膚の硬さなどで向いている人と向かない人がいます。
糸リフトが向かない人が糸リフト施術を受けても変化が少ないため、「効果がない」と感じさせてしまいます。
糸リフトが向かない人の特徴は次のとおりです。
皮下脂肪が多すぎるまたは少なすぎる
糸リフトはコグの付いた糸でたるみを引き上げる施術です。皮下脂肪が多すぎると糸では十分に引き上げることができないため、リフトアップ効果が感じにくかったり、持続期間が短くなったりすることがあります。
また、皮下脂肪が少なすぎるとコグで引っ掛けて引き上げられる皮下脂肪がなく効果が感じられないケースがあります。
皮膚が硬い
皮膚に柔軟性がなく硬い場合は、糸リフトで引き上げにくいため、効果が感じにくいことがあります。
重度のシワやたるみ
糸リフトでは数ミリしか引き上げられないため、重度のシワやたるみを改善するほどの効果は期待できません。重度のシワやたるみの改善にはたるんだ皮膚を切除して引き上げる切開リフトのほうが効果的です。
糸リフトの失敗例
糸リフトはダウンタイムが短く、効果に即効性があり、自然な仕上がりになるところがメリットです。しかし、糸リフト施術が向かないケースや施術の失敗で効果が感じられなかったり、不自然な仕上がりになることがあります。
ここでは糸リフトの失敗例を紹介します。
効果が感じられない
糸リフトが向くのは、肌が柔軟で、適度な皮下脂肪があり、たるみやシワが軽度な人です。
糸リフトが向かない人に施術しても効果が感じられないことがあります。
効果が感じられないという失敗は、患者さんと医師に仕上がりイメージの相違があるなどカウンセリングが十分に行われていないことで起こります。
施術前に自分のイメージを医師に明確に伝え、糸リフトで希望が叶えられるかきちんと説明を受けましょう。
糸が透けて見える
皮膚が薄い人や、糸を入れる部分が浅すぎた場合、肌の表面から糸が透けて見えることがあります。
糸リフトに使用する糸には太さがあるため、肌質に合わせて選ぶ必要があり、施術者の経験や技術が必要です。
引きつる
糸リフトで引き上げすぎると引きつった表情になり不自然な仕上がりになることがあります。また、皮下脂肪を引き上げすぎて顔の上の方がふっくらしてバランスが悪くなることもあります。ひどい場合は表情が作りにくくなることもあるため、注意が必要です。
肌の表面がデコボコになる
糸を入れる深さが適切でない場合や挿入した糸のバランスが悪い場合は、部分的に引っ張り上げる強度が変わるため、肌の表面がデコボコになることがあります。
糸リフトの失敗は修正できる?
糸リフトは溶ける糸を使用します。効果の持続期間は糸の種類や体質により異なりますが、半年〜3年程度です。
施術直後に引きつりやデコボコを感じる場合でも、しばらく様子を見ると馴染んで目立ちにくくなることもあります。そのため、クリニックに相談しても数ヶ月様子を見るように言われることもあるでしょう。
しかし、顔は人から一番見られる部分なので、どうしても気になる場合は、ヒアルロン酸注射したり、追加で糸を挿入したりして改善を目指すこともあります。
まとめ
糸リフトは人気の施術で、行うクリニックがたくさんありますが、施術には知識や技術が必要です。
切開しないため、気軽に受けられますが、失敗がないわけではないため、クリニック選びを慎重に行いましょう。
いくつかのクリニックに相談し、糸の種類や本数、期待できる効果を確認して、信頼できるクリニックで施術を探してみてくださいね。