こんにちはあやです。
紫外線対策は夏しかしていないという人が多いと思います。たしかに日焼けが気になるのは夏場です。でも紫外線は日差しの強い夏だけでなく、一年中降り注いでいます。驚くことに暖かくなったばかりの4月の紫外線量と9月の紫外線量は同じくらいと言われています。春先にお天気が良くて気持ちよく外に出かけていたら日焼けしてしまったということがあるのはこのためです。そして、日焼けだけでなく、もう一つ気にしたいのが紫外線の種類です。実は紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cと3種類あるのです。この中で、地表まで届くのはUV-AとUV-Bです。そして、浴びると肌の表面を黒くさせる作用があるのはUV-Bで、肌の奥まで届いて、シワやたるみなど肌を老化させる原因になってしまうのがUV-Aです。UV-Aのピークは日差しの強い夏ではなく、春なので、紫外線対策を怠ると知らないうちに肌老化が進んでしまう原因を作ってしまいます。ここでは、春の紫外線や対策方法についてご紹介します。
UV-AとUV-Bの違いと肌への影響
年間に降り注ぐ紫外線量の大半が4月〜9月に降り注ぎます。地表まで届き、肌へ影響を及ぼすのはUV-AとUV-Bという紫外線です。
紫外線対策といえば、日焼けをイメージする人が多いと思います。肌の表面に作用して皮膚を黒くさせるのは、UV-Bという紫外線です。日焼けをすると目に見える変化があってわかりやすいため、こちらを意識している人がほとんどですが、このUV-Bは全紫外線量の約5%です。
約5%しかありませんが、肌表面の細胞を壊し、炎症を起こさせるほど強く作用します。そして、メラニン色素が沈着してシミが発生する原因になります。UV-Bは4月〜9月に多く、ピークになるのは7月〜8月です。
UV-Aは、地表に届く紫外線の約95%を占めます。この紫外線は、皮膚表面に作用して皮膚を黒くさせるのではなく、肌の奥まで届いて、肌のハリを生むコラーゲンやエラスチンなどを作り出す細胞を壊します。そのため、肌の弾力が低下し、シワやたるみの原因になります。
UV-Aは年間を通して多く降り注いでいますが、3月から急激に増えて5月にピークを迎えます。まだ日差しがそれほど強くない春先にピークを迎えるため、紫外線対策が十分ではない人も多い時期です。
うっかり浴びてしまった紫外線で、肌の老化を進めてしまっているかもしれませんよ。
UV-A対策はどうすればいいの?
肌にシミやシワ、たるみが現れ老化するのは加齢が原因と考えられがちですが、実は加齢よりも紫外線の影響による光老化の方が大きいと言われています。
紫外線対策をきちんと行って、肌の老化を防ぎたいですね。
UV-Aの注意が必要なところは、窓ガラスや雲も通過するというところです。そのため、室内でも曇りの日でも紫外線対策が必要なのです。日陰でも紫外線を浴びてしまうので、ベランダに洗濯物を干している間も注意が必要です。短時間かもしれませんが、紫外線が少しずつ蓄積されることで、肌老化を進めてしまいます。
紫外線対策には日焼け止めを塗ること大切です。しかし、日焼け止めならどれでもいいというわけではありません。UV-Aを防ぐためには「+」という表記のある日焼け止めを選びましょう。日焼け止めには「 SPF30PA++」のように数字と「+」という記号が表示されています。
SPFはUV-Bを防ぐ効果を表していて、PAはUV-Aを防ぐ効果を表しています。
PAには4段階あり、「+」の個数が増えるほど、防ぐ効果が高くなります。
炎天下でマリンスポーツやアウトドアで過ごす場合にはSPF50PA++++という強い日焼け止めを使う必要がありますが、日常生活や冬場ならSPF30PA+++程度で大丈夫です。
あまり強いものは肌の負担になってしまいますし、効果が高いものを塗ったから長時間日焼け止め効果が持続するというわけではありません。日焼け止めは汗や皮脂で流れてしまいます。日焼け止め効果が高いものよりも適宜塗り直すほうが効果的です。
目安としては、2〜3時間に1度は塗り直すと良いでしょう。
また、窓からのUV-Aを防ぐために、家の窓や車の窓にUVカットのシートを貼るのも効果的です。
紫外線を浴びてしまったらしっかりと保湿する
もしうっかり日焼けをしてしまったら、その後のケアがとても重要になります。日焼けは肌の表面が軽い火傷をした状態になっています。もし、熱を持ったり赤くなっているようなら冷やしたタオルを使って熱を取ってあげることが大切です。冷やすことでメラニンの生成を抑えることができます。落ち着いたら保湿効果の高い化粧水を使ってしっかりと潤いを与えましょう。美白効果の高い化粧水や美容液やパックを使って集中ケアをするのもいいですね。
肌の状態が落ち着くまではメイクはしないようにしましょう。
また、体の中からの対策も必要です。日焼けや肌の老化には抗酸化作用の高いビタミンCやビタミンE、リコピンを含む食べ物がおすすめです。