こんにちはあやです。
寝癖を直すのは時間がかかります。強い癖が付いているとスタイリングしてもなかなか直らないこともありますよね。
寝癖がひどいと悩んでいる方は、知らない間に寝癖がつきやすい行動をしている可能性があります。
寝癖がつきにくくなると忙しい朝の時間帯に少しでも余裕を持たせることができるようになるかもしれません。
今回の記事では、寝癖の原因・直し方・予防法を解説します。
寝癖がつく原因
寝癖がつく主な原因は次の4つです。
・髪を乾かさずに寝た
・寝汗をかいた
・寝返りが多い
・横向きで寝た
これらの要因がなぜ寝癖につながるのか解説します。
髪を乾かさずに寝た
寝癖の最も多い原因は髪を乾かさずに寝ることです。
髪が濡れているときには内部の「水素結合」が切れ、髪の形状が変わりやすい状態になっています。乾くと水素結合が起きて髪が固定されるので、濡れた状態で寝ると髪は枕と頭に挟まれた状態で形状が固定されるので寝癖ができます。
また、濡れた状態は摩擦によるダメージも受けやすいため、髪が傷みやすくパサつき、切れ毛、枝毛などが起こりやすくもなります。
入浴後は必ず髪を乾かし、濡れた状態で眠らないようにしましょう。
寝汗をかいた
髪を乾かしてから寝ても寝汗をかくと、濡れたまま寝たときと同じような状態になり、水素結合が切れて寝癖がつきやすくなります。
寝汗は寝ている間の体温調節を行う役割をしているので、寝室の気温や寝具を調整すればある程度抑えることは可能です。
また、水分不足のときにかく寝汗はベタベタして蒸発しにくく、寝癖をつきやすくさせます。水分不足にならないよう就寝前には十分に水分を取ることも寝癖を防ぐために大切です。
寝返りが多い
寝返りが多いと、髪が乱れて寝癖がつきやすくなります。
寝返りが多くなる原因には、寝室の気温や寝具が適切でないことや、眠りが浅いことが原因として考えられます。
寝心地が悪いと寝返りが多くなるので、眠る環境を整えてみてください。また、就寝前のスマホの使用やカフェインの摂取は睡眠の妨げになると言われているので注意しましょう。
横向きで寝た
横向きで寝ると下になる側の髪が頭と寝具で挟まれるので寝癖がつきやすくなります。
寝癖の直し方
寝癖はブラシを通すだけでは直りません。ここでは簡単に寝癖を直せる方法を紹介します。
髪を濡らす
髪を濡らすと水素結合が切れるので寝癖を直せます。軽い寝癖のときは気になる部分を霧吹きなどで軽く濡らしてドライヤーで乾かせば直せますが、強い寝癖のときは根元からしっかりと濡らす必要があります。
濡らしたあとは髪を伸ばしながらドライヤーで乾かしましょう。
蒸しタオルを当てる
蒸しタオルは、頑固な寝癖や広範囲の寝癖直しに効果的です。蒸しタオルを当てて髪を蒸らしたあと、ブラシで整えながらドライヤーで乾かします。髪を濡らしたときよりも早く乾かせるので時間がないときにおすすめです。
寝癖直し用スタイリング剤を使う
髪が乾いている状態だとミストでは髪の内部まで水分が浸透せず寝癖が直りにくいことがあります。
寝癖直し用スタイリング剤は、髪内部に素早く浸透するようにできているので、寝癖直しの時間を短縮したいときにおすすめです。
寝癖を予防する方法
寝癖を直すのは時間がかかるので、スタイリングを楽にするためには寝癖をつきにくくすることが大切です。
ここでは、寝癖を予防する方法を5つ紹介します。
入浴後髪を乾かす
入浴後にはドライヤーで髪を乾かしましょう。ブラシで伸ばしながら乾かすと水素結合により髪がまっすぐに固定されます。
ドライヤーの最後は冷風で仕上げる
ドライヤーで温まった髪は冷えるときに空気中の水分を取り込む性質があり、うねりの原因になることがあります。
ドライヤーの最後に冷風を当てて髪を冷ますと、スタイリングをキープしやすくなります。
髪をまとめて寝る
シュシュやナイトキャップで髪をまとめると就寝時の摩擦を防げるので寝癖の予防につながります。強く結ぶと結び跡ができるので、シュシュでまとめる場合は緩めにするのがポイントです。
シルクの寝具を使う
シルクは吸湿性が高く、肌触りが滑らかなので摩擦が起こりにくく寝癖予防になります。
シルクは繊維の中に10%程度の水分を保有しているので、枕やナイトキャップを使用すると翌朝の髪にツヤ感を出す効果も期待できます。
まとめ
寝癖は就寝前の行動が要因となることが多いので、寝る前の工夫である程度防ぐことができます。
また、寝癖は髪の水素結合が関係しているので、直すときは水素結合を一旦切ってから結合し直す必要があります。ブラシで梳かすだけでは直らないので、今回紹介した方法を試して見て下さいね。