こんにちはあやです。
近年脱毛には高い需要があり、若い女性だけでなく、40代以上の方や男性まで多くの方が施術を受けています。
医療脱毛を専門におこなうクリニックも増えていて、価格も一昔前よりもかなり下がってきており、10〜20万円程度で全身脱毛がおこなえるようになりました。
そのため、脱毛サロンよりも即効性があり、確実に脱毛できる医療脱毛を選ぶ方が増えています。
しかし、さまざまなクリニックがあり、取り扱う脱毛機や、プランに含まれる部位が異なるため、どのクリニックを選べばよいか悩んでいる方もいるでしょう。
今回は、医療脱毛を受けるクリニックを選ぶときのポイントや効果を感じられるまでの期間について紹介します。
医療脱毛で使われるレーザーは3種類
医療脱毛と言っても、すべてのクリニックで同じ施術がおこなわれているわけではありません。
脱毛機にはさまざまな種類があり、機種により使用するレーザーの種類が異なります。
レーザーの種類により、効果の高い毛のタイプが異なるので、効率的に脱毛するためには、自分の肌の色や毛質に合うレーザーを照射できる脱毛機があるクリニックを選ぶことが大切です。
医療脱毛で使われる主なレーザーはアレキサンドライト、ダイオード、ヤグの3種類です。
アレキサンドライト
アレキサンドライトは、波長が755nmとほかのレーザーよりも短く、メラニンの吸収率が高いところが特徴で、太く黒い毛に対して高い脱毛効果を発揮します。
深達性が浅いため、痛みは少ないです。
メラニンの吸収率が高いので、褐色肌の方やホクロ、シミのある部分には当てられません。
ダイオード
ダイオードは、波長が800〜940nmです。
アレキサンドライトよりも波長が長いので、褐色肌の方にも照射可能です。
深達性はヤグよりも浅いですが、アレキサンドライトよりも深いので、色が薄く細い産毛の脱毛にも効果を発揮します。
従来のレーザー脱毛で使用されていた熱波壊式に加え、蓄熱式の脱毛も可能です。
また、ダイオードレーザーは、3種類の中で痛みが少ないとされていて、VIOのような痛みを感じやすい部位の脱毛に向いています。
ヤグ
ヤグレーザーは、波長が1064nmです。
3種類の中で最も波長が長く、深達性が深いところが特徴で、ほかのレーザーでは効果が得られにくい、深いところに毛根がある男性のヒゲに効果を発揮しますが、剛毛だけでなく、産毛や色の薄い毛にも脱毛効果があり、幅広く対応できます。
メラニンの吸収率が低いので褐色肌の方や色素沈着がある方にも照射可能です。
しかし、深達性が高くメラニンの吸収率が低いため、効果を高めるためには出力を上げる必要があり、痛みを感じやすい傾向があります。
医療機関によっては痛みの軽減のために冷却機能を備えた機械を使用していたり、麻酔を使用できるところもあります。
医療脱毛の効果はどれくらいで感じられる？
医療脱毛は脱毛サロンよりも脱毛効果に即効性と高い脱毛効果があります。
しかし、1回の施術でツルツルになるわけではありません。
それは毛に毛周期というサイクルがあるからです。
体毛は、成長期、退行期、休止期というサイクルで成長しては抜け落ちることを繰り返しています。
成長期は、毛が成長して伸びる時期です。成長期の前期には、毛母細胞が分裂し毛が伸び始め、成長期後期になるとさらに毛母細胞が活発に分裂を始め皮膚の外まで毛が伸びます。
退行期は、ある程度の長さまで毛が伸び成長が止まる時期のことで、徐々に毛根が押し上げられ、抜け落ちる準備に入ります。
休止期は、毛根から毛が離れて抜け落ち、新しい毛が生えるまでの期間です。
脱毛レーザーが反応するのは成長期の毛だけです。
退行期や休止期は、毛根から毛が離れているので、レーザーを当てても発毛組織にダメージを与えることができません。
毛周期は身体の部位により期間が異なりますが、体毛の場合、約10〜30%が成長期で、残りの70〜90%は退行期や休止期です。
そのため、脱毛レーザーに反応した成長期の毛は、レーザー照射後1〜2週間程度で自然に抜け落ちますが、レーザー照射時休止期だった毛の中には、成長期に入り生えてくることがあります。
毛周期は、ひとつひとつの毛根にそれぞれのサイクルがあるので、すべての毛にレーザーが照射できるよう、時間を空けながら複数回照射する必要があります。
医療脱毛で効果を感じられる期間は、毛質や毛量により異なりますが、自己処理が楽になるまでに5〜7回、完全に脱毛できるまでに6〜10回程度必要です。
医療脱毛の効果を高めるためにできること
医療脱毛は5回セットで購入することが多いようです。
この回数で満足のいく効果が得られなかった場合には、追加で回数を購入するか、自己処理をがんばるしかありません。
できるだけ最初に契約した回数で脱毛効果を感じたいですよね。
脱毛効果は日頃のケアで高めることができます。
日頃のケアで重要なことは、毛抜きや脱毛クリームを使わないことと、保湿と紫外線対策をすることです。
脱毛レーザーは、毛根の中にあるメラニン色素に反応することで発毛組織を破壊します。
毛抜きや脱毛クリームを使用すると、毛根の中から毛を抜いてしまうので、脱毛レーザーの効果が得られません。
また、毛周期の乱れにも繋がり、決められた回数内で脱毛できない可能性が高くなります。
そして、肌荒れや日焼けをすると予約した日に施術が受けられないことがあります。
保湿と紫外線対策をしっかりとおこない、肌のコンディションを整えていつでも施術が受けられるようにしておくことも大切です。
