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ヒルマイルドとヒルドイドは何が違うの?

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こんにちはあやです。
ドラッグストアで販売されているヒルマイルドは、病院で処方されるヒルドイドと名前も見た目もそっくりですよね。ヒルドイドはヘパリン類似物質を含み、高い保湿効果があるので乾燥性皮膚疾患に有用性が認められた医薬品です。
本来は皮膚疾患の治療のために処方される薬ですが、一時SNSで美容目的での使用が話題になったことがあり、気になっている人もいるでしょう。
もっと気軽に購入できれば使ってみたいと思っている人もいるかもしれませんね。今回の記事では、ヒルマイルドとヒルドイドの違いについて紹介します。

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ヒルマイルドとヒルドイドの違い

ヒルマイルドとヒルドイドの違いは第二類医薬品か処方薬かという点です。
ヒルマイルドは第二類医薬品なので、ドラッグストアで購入できますが、ヒルドイドは処方薬なので医師の処方箋がなければ購入できません。
ここでは、購入方法以外の違いを検証してみました。

主成分はヘパリン類似物質

ヒルマイルドもヒルドイドも主成分はヘパリン類似物質です。

ヘパリン類似物質は、多くの親水基を持ち高い保湿効果がある成分です。ヒルマイルドもヒルドイドも1g中に3.0mgのヘパリン類似物質を含んでいます。

保湿効果以外にも血行促進作用や抗炎症作用があり、肌への効果としては乾燥、炎症、肌荒れ、角化症などに効果があります。

美容目的での使用が注目されたのは、高い保湿効果と血行促進作用によりターンオーバーを改善する効果があり、モデルやタレントが使用しているとSNSで取り上げられたためです。
しかし、ヒルマイルドとヒルドイドの添付文書を確認しましたが、ターンオーバーの改善やシミ・シワの予防や改善については表示がないので、実際に効果があるのかはわかりません。

配合成分はほぼ同じ

ヒルロイドクリームとヒルドイドクリームのヘパリン類似物質以外の配合成分を比較しました。

ヒルドイド:グリセリン、ステアリン酸、水酸化カリウム、白色ワセリン、ラノリンアルコール、セトステアリルアルコール、セトステアリルアルコール・セトステアリル硫酸ナトリウム混合物、ミリスチルアルコール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、イソプロパノール

ヒルマイルド:サラシミツロウ、セレシン、白色ワセリン、エデト酸ナトリウム水和物、ジブチルヒドロキシトルエン、グリセリン、軽質流動パラフィン、スクワラン、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル

ヒルドイドの保湿成分はグリセリンです。アルコールが多く配合されていますが、セトステアリルアルコールは、速乾性のあるアルコールではなく、脂肪アルコールで刺激性がないので、乾燥肌や敏感肌の人も使用できます。

ヒルマイルドには、サラシミツロウ、セレシン、スクワランが配合されています。

サラシミツロウは、しっとり感を高める基材です。セレシンは保湿効果、抗酸化作用、美白効果があるとされ、美肌効果が注目されている成分で、スクワランは保湿効果、肌を柔らかくする効果があるとされています。

保湿成分に少し違いがありますが、配合成分はほぼ同じでした。

ヒルドイドソフト軟膏には、スクワランやサラシミツロウが含まれていました。成分だけであれば、ヒルマイルドクリームはヒルドイドソフト軟膏のほうが似ているようです。

価格が違うのはなぜ?

ヒルマイルドクリーム60gの価格は1300〜1500円程度です。一方、ヒルドイドクリーム50gの価格は300円程度と、ヒルマイルドの1/4〜1/5程度で購入できます。

これは、ヒルドイドクリームは治療を目的として処方されるので、保険が適用されるためです。

実際には、処方薬代以外に、診察料などもかかるので負担額は1000円程度になりますが、それでもヒルマイルドクリームよりは安く購入できます。

治療目的ではなく、美容目的と判断された場合には、処方が受けられないことや全額自己負担となることがあるので、その場合にはヒルマイルドよりも高くなる可能性があります。

ヒルマイルドとヒルドイドどっちがいいの?

「ヒルマイルドとヒルドイドは結局どちらがいいの?」と思うでしょう。ほとんど違いはないので、病院に定期的に薬をもらいに行く人はついでにヒルドイドの処方受けると、安く買える可能性がありますが、病院に行くことがない人はわざわざ受診するよりもドラッグストアで購入したほうが良さそうです。

ヒルマイルドはスキンケアに使える?

ヒルマイルドは体だけでなく、顔にも使用できます。しかし、ヒルマイルドは注意事項に目の周囲に塗ってはいけないとあります。

ヒルドイドは目に入らなければ大丈夫なようなので、顔に使用したい人はヒルドイドにしましょう。

ヒルマイルドシリーズの特徴

ヒルマイルドシリーズには、ハンドクリーム、ローション、クリーム、スプレーがあります。

ローションはサラッとしていて使用感が軽く、クリームはカバー力が高いところが特徴です。

スプレーはローションよりもさらにさっぱりした使用感なので、ベタつきが苦手な人におすすめです。手の届きにくい背中や広い範囲にも簡単に塗布できます。

まとめ

ヒルマイルドとヒルドイドの違いについて検証しましたが、どちらも配合成分にはほぼ変わりがないことがわかりました。大きな違いは、購入できる場所です。
乾燥が気になる人はぜひ試してみてくださいね。