こんにちはあやです。
緑茶は、生のお茶の葉を発酵させずに製造した不発酵茶です。栽培方法や製造方法の違いで煎茶、玉露、抹茶、番茶、ほうじ茶などのお茶ができ、それぞれに特徴や栄養成分が異なります。緑茶は、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防や、抗ウイルス作用、アレルギーの抑制などの効果があると言われています。そして最近は、ダイエット効果もあるとしてさらに人気が高まっています。ここでは緑茶がダイエットに効果的な理由や効率的な飲み方、ダイエット効果をさらに高める緑茶コーヒーについてまとめました。
緑茶がダイエットに効果的な理由
緑茶がダイエットに効果的と言われるのは、カテキン、カフェイン、テアニンという成分が含まれているからです。
① カテキン
お茶に渋みを出す成分で、ポリフェノールの一種です。カテキンは体内で蓄積されている脂肪を分解する作用と食事で摂った脂肪の蓄積を抑える作用があります。そのため、体脂肪率の低下や、血中コレステロールの低下、血糖値上昇の抑制に効果があります。また、ダイエット以外にもガン予防、抗菌抗ウイルス作用、アレルギー抑制、口臭、虫歯の予防など健康に良い様々な効果もあります。
② カフェイン
お茶の苦味を出す成分です。カフェインはコーヒーにも含まれる成分で、利尿作用があり、体の余分な水分の排出を促しむくみを予防する効果や、脂肪を燃焼させやすくする効果があります。
③ テアニン
テアニンはお茶の旨味を出す成分で、アミノ酸の一種です。リラックスさせる副交感神経の働きを助けます。そのがめ、ダイエットの挫折につながる、ストレスからの食べ過ぎを防ぐ効果が期待されます。
緑茶に含まれるカテキンやカフェイン、テアニンの量は、お茶の種類によって異なります。
カテキンの場合は、煎茶に1番多く含まれ、次に番茶、玉露です。
カフェインの場合は、玉露が1番多く含まれ、次に煎茶、ほうじ茶です。
テアニンの場合は、玉露が1番多く含まれ、次に抹茶、煎茶です。
緑茶ダイエットをする場合には、カテキンの含有量が多い方が効果的なので、①煎茶②番茶③玉露という順番になります。また、カテキンは成熟した葉よりも若い芽に多く含まれるので、一番茶や二番茶を飲むようにしましょう。
緑茶の効率的な飲み方
せっかく緑茶を飲むのであれば、効率的に摂取したいですね。お茶は急須で入れるお茶とペットボトルのお茶があります。どちらも同じお茶なのですが、ダイエット効果をより効率的に発揮させるためには、急須で淹れたお茶の方が良いとされています。
急須でお茶を入れると湯呑みの底に細かい茶葉が沈殿します。その沈殿している茶葉に栄養成分がたっぷり含まれているのです。ペットボトルの場合には、そのような茶葉は全て除去されるため入っていません。
そのためせっかく緑茶を飲むのであれば、自分で急須で淹れたものを飲むのがおすすめです。
緑茶ダイエットをする場合には1日に500mgのカテキンを摂取するのが望ましいとされています。500mg摂取するためには濃さにもよりますが10杯程度飲む必要があります。そこまで緑茶を飲むのは難しいと感じる人も多いでしょう。
そのため、出来るだけ緑茶のダイエット効果を得られるように、運動前や食事の前食事中に飲むのようにしましょう。そうすることで脂肪の燃焼を高めて、食事による脂肪の蓄積を防ぐことができます。
また、トクホのお茶を飲むのもおすすめです。例えば花王のヘルシア緑茶には一本350mlで540mgの茶カテキンを含有しています。これ一本で1日の目標摂取量が達成できます。
ダイエットにおすすめ緑茶コーヒー
最近ダイエットに関心の高い人から注目を集めているのが緑茶コーヒーです。
これはダイエット外来「工藤内科」の工藤孝文さんが考案したもので、緑茶とコーヒーを1:1で割ったものを飲むというものです。
緑茶もコーヒーもダイエットに効果的と言われる飲み物です。コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、食後の血糖値の上昇を抑える効果がありますが、コーヒーのカフェインは血糖値を上昇させやすいそうです。そこに、緑茶のカテキンが加わることで糖質の吸収量を減らして血糖値の上昇を抑えることができるので、別々に飲むのではなく、混ぜ合わせて飲むことで相乗効果によりダイエット効果が高くなるのだそうです。
緑茶コーヒーに使うお茶はできれば煎茶が良いですが、番茶や玉露でも大丈夫です。コーヒーはカフェインとクロロゲン酸が含まれるもので、砂糖やミルクを入れていないブラックのものを選びましょう。
このルールを守れば市販のペットボトルの緑茶とブラックの缶コーヒーを混ぜてもいいので、簡単に挑戦してみることができますね。
味がどうなのだろうと思ったので、試しに煎茶とコーヒーを1:1で混ぜて飲んでみました。すると意外にも飲みやすかったです。ブラックコーヒーが飲めないという人にはコーヒーの苦味が抑えられ飲みやすくなっていると思います。
コーヒーの味は薄まり、お茶の香りがする不思議な飲み物でしたが、おいしくないことはありませんでした。これを1日3杯、運動前や食時の時に飲めばいいので、とてもお手軽なダイエット方法だと思います。