こんにちはあやです。
最近『サステナブル』や『SDGs』という言葉をよく聞くようになりましたよね。コスメの世界にも『クリーンビューティー』という言葉が登場しています。クリーンという響きからなんとなく肌に優しそう、環境に優しそうというイメージはできると思いますが、サステナブルやSDGsと何が違うのか知らないという人が多いでしょう。そもそもサステナブルやSDGs自体も突然登場してきて急に広まった言葉なのでよくわからないという人もいるかもしれませんね。そこで、今回はクリーンビューティーのコスメやサステナブル、SDGsについてもわかりやすく解説します。
サステナブルとSDGsの違い
サステナブルは英語で”sustainable”と書きます。「持続可能な」「維持できる」「耐えられる」という意味の単語です。環境問題のことで使われる場合には「人々の生活は自然環境を維持するために自然に配慮した取り組みを行い、美しい地球を未来に保つため資源を使いすぎない社会を目指さなくてはいけない」という意味があります。
「サステナブルな暮らし」や「サステナブルな食品」という言葉をよく耳にしますが、サステナブルな暮らしは今ある自然や資源を守りながら豊かな暮らしが続けられるように生活することです。サステナブルな食品は土壌や水質汚染、気候変動など環境に配慮して作られた食材やそれらを使って作られた食品という意味があります。
SDGsも同じような場面でよく使われますが、サステナブルが自然環境を守るために行う取り組みなのに対して、SDGsはサステナブルな社会を目指すために国連が定めた目標のことなので、この2つの言葉は少し意味合いが違います。
そしてSDGsは環境や自然を保護だけでなく、貧困や飢餓、ジェンダー平等など幅広い観点で世界中の人が幸せになれるように17の課題が取り上げられていて、2030年までに達成することが目標となっています。
クリーンビューティーって何?
サステナブルやSDGsという言葉が広く使われるようになってから、コスメにも『クリーンビューティー』というものが登場しています。クリーンビューティーには現在のところ明確な定義はありませんが、オーガニックコスメやヴィーガンコスメとも少し違うようです。
クリーンビューティーはさまざまな企業や商品がSDGsの取り組みを行う中で、コスメも「人と地球に優しい持続可能なものを」という流れが出てきて登場したようです。
オーガニックコスメやヴィーガンコスメもクリーンビューティーと考えが重なる部分がありますが、少し違うところもあるので、「オーガニックコスメ=クリーンビューティー』『ヴィーガンコスメ=クリーンビューティー』ではありません。
・オーガニックコスメ
オーガニックコスメは、農薬をできるだけ使わず自然な農法で作られた材料を使って作られています。オーガニック認証のマークが付いていることが多いです。
・ヴィーガンコスメ
ヴィーガンコスメは動物由来成分を一切使用していないだけでなく、動物実験も行っていないコスメのことです。ヴィーガン認証マークが付いています。
クリーンビューティーはオーガニックコスメやヴィーガンコスメと考え方が重なる部分もありますが、コスメの成分自体が安全性が高いものであっても環境に悪い影響を及ぼす可能性があるものを使っていたり、倫理的に問題がある場合には『クリーンビューティー』とは認められません。
クリーンビューティーの考え方と注意したい成分
クリーンビューティーには現在のところ明確な定義はないため、それぞれのメーカーで取り組みが異なりますが、①人に優しい②地球環境に優しい③動物実験を行っていない④透明性があることが重要と考えられています。
①人に優しい
人体に悪影響を及ぼす可能性がある成分を使用していない。
②地球環境に優しい
容器はプラスチックではなく、再生利用できるものやリサイクルが可能なガラス容器を使用したり、パッケージをなくす商品もあります。
③動物実験を行っていない
人間だけでなく、すべての生き物に平等な考えがサステナブルなので、動物実験は行いません。
④透明性がある
原材料、生産地、生産過程がわかることを大切にしています。
注意したい成分
クリーンビューティーでは、人や環境に悪いものは避けて作られます。ただ明確な定義がなく、肌質によっては影響があるものが違うため一概にクリーンビューティーだから安全というわけではありません。
クリーンビューティーで避けられている代表的な成分は、シリコン、鉱物油、合成香料、パラベン、フタル酸エステル、パーム油などです。
クリーンビューティーのおすすめブランド
海外ブランド
ベアミネラル、kosas、AVEDA、ILIA、SNOW FOXなど
日本ブランド
アスレティア、フロル、ON&DO、SHIRO、ワフィトなど
コスメも環境を意識する時代
コスメも環境を意識する時代になりました。クリーンビューティーも今後ますます増えていきそうですね。ただクリーンビューティーだから安全性が高いというわけではありません。メーカーによって意識しているところに違いがあり、避けている成分が違うため、肌が敏感な人は使われている成分をチェックしてから使うようにしましょう。