こんにちはあやです。
防寒対策として使われるカイロですが、貼り方によってはダイエット効率を上げられると言われています。
今回の記事では、カイロを貼るだけでダイエット効率を上げられる理由や効果をアップさせる貼り方、注意点などを解説します。
カイロダイエットとは?
カイロを貼ることでダイエット効率を高める方法は『カイロダイエット』と呼ばれています。
カイロダイエットと聞くと、「カイロを貼るだけで痩せられそう」と思う方もいるでしょう。しかし、カイロには直接的に体重や体脂肪を減らす効果はありません。
カイロダイエットは、カイロを貼って体温を高めることで、消費エネルギーを増やし痩せやすい体にしようという考え方です。
人の体は体温が1度上がると基礎代謝が12%アップすると言われています。カイロを貼ることで体を温め、基礎代謝を上げられれば消費カロリーが増え効率的にダイエットが行えます。
人が1日に消費するエネルギーの約6割は基礎代謝が占めるため、基礎代謝が上がれば普段と同じ生活をしていても太りにくく痩せやすい体になれます。
カイロダイエットが向いている人
カイロダイエットは、体温を上げて消費カロリーを増やすことを目的としています。そのため、もともと体温が高い方やあまり冷えを感じていない方には効果が現れにくい可能性があります。
カイロダイエットが向いているのは次のような人です。
・冷え性の人
・手足が冷えやすい人
・基礎代謝を高めたい人
・特別な運動をしたくない人
ダイエットに効果的なカイロの貼り方
カイロは貼る位置により得られる効果が違います。目的に合わせて貼る場所を選びましょう。
全身を温める
全身を温めて体温を上げたいときは、首にある大椎(だいつい)というツボや、肩甲骨の近くにある風門(ふうもん)というツボにカイロを貼るのがおすすめです。
大椎は、首を前に倒したときに首の付け根に出る一番出っ張った骨の下のくぼみにあります。風門は大椎から骨2つ分下のそこから指2本分外側の左右どちらにもあります。
大椎や風門の周辺には太い血管があるため、そこを温めることで血行が良くなり効率的に全身が温まります。
また、肩や肩甲骨の血流が良くなることで肩こりの解消や予防にも効果が期待できます。
お腹を温める
お腹を温めたいときはへその下約5cmのところにある丹田というツボにカイロを貼るのがおすすめです。
体の真ん中は内臓が集中しているため、丹田を温めると内臓も温められます。
また、免疫細胞の約70%は腸に存在しているので丹田を温めれば免疫力を高めたり、便秘を解消したりする効果も期待できます。
さらにお腹を温めると幸せホルモンと呼ばれるセロトニンやエンドルフィンの分泌が促されるため、気分を明るくしたり、リラックスしたりする効果も期待できます。
おしりを温める
仙骨はおしりの割れ目の部分にあります。仙骨の周辺には腹部大動脈から枝分かれした血管が通っており、この部分の血流が悪くなると、便秘・下痢・頻尿・生理痛・腰痛・足先の冷えなどさまざまな不調が現れるおそれがあります。
デスクワークなど座っている時間が長い人は、おしりが圧迫される時間も長くなるため、血流が悪くなりやすい傾向があります。
仙骨を温めることで下半身の冷えやむくみの解消、生理痛の緩和だけでなく、大腸や膀胱など内臓の働きが改善されて活発に働くようになります。基礎代謝の向上や便通の改善などに効果が期待でき、痩せやすい体作りにも効果が期待できます。
カイロダイエットの注意点
カイロダイエットは、カイロを貼るだけなので簡単に挑戦できますが、貼る場所によっては体に負担を掛けることがあるため注意が必要です。
ここでは、カイロダイエットをするときの注意点について解説します。
心臓に近い位置に貼らない
カイロは心臓に近い位置に貼ってはいけません。心臓は体の中で最も体温が高い部分のため、カイロを貼ると温まり過ぎて血流が良くなりすぎたり、機能が落ちたりする恐れがあります。
めまいや倦怠感を引き起こすこともあるため、注意が必要です。
頭や脇の下
頭や脇の下は、熱を逃がして体温を調節する役割があります。カイロを貼り温めると熱がこもりのぼせて気分が悪くなったり、発熱したりする可能性があります。
肌に直接貼らない
カイロを肌に直接貼るとやけどや肌荒れなどを起こすおそれがあります。
就寝時は貼らない
人間は体が温まったあと冷やすことで眠気が訪れ、深い眠りにつながります。
就寝時にカイロを貼っていると体が温まった状態が続くため、睡眠の質を下げたり、やけどの原因になったりすることがあります。
まとめ
カイロは貼り方を工夫すると効率的に体を温められるため、基礎代謝を高められます。
貼り方を間違えると体の負担になるため、正しい貼り方を守るようにしてくださいね。