こんにちはあやです。
かっさは中国の民間療法から生まれた健康美容法です。かっさプレートという専用のプレートを使って肌をさするようにマッサージをしたり、ツボを刺激していきます。かっさを行うことで、血流の改善や、滞ってしまった水分やリンパの流れを促進させて老廃物の排出を促します。かっさは顔だけでなく全身のマッサージを行うことができます。そのため美肌効果やむくみ、肩こりの解消だけでなく、頭皮をマッサージすることで、白髪や抜け毛を予防したり、頭痛の解消、お腹をマッサージすることで便秘解消など様々な効果が期待できるんですよ。セルフマッサージは難しいですが、かっさならプレートを使って優しく撫でていくだけなので、簡単に行うことができ、セルフマッサージをしたことがないという人にもおすすめです。でもかっさを行うときには正しいやり方や注意点を知っておきましょう。やり方を間違えると、痛みを感じたり内出血をしたりと、逆効果になってしまうこともあります。ここではかっさのやり方や注意点についてまとめました。
かっさプレートには様々な形があります。ほとんどのタイプが曲線の広い面と波型、細い部分を併せ持っていて、このプレートの側面全てを使ってマッサージしていきます。櫛形や棒タイプもありますが、今回はかっさプレートの形で一番多い羽型を使って説明していきます。
かっさでお顔のマッサージ
顔のマッサージを行うときには、まず、鎖骨や首のマッサージから始めます。お顔に滞っている余分な老廃物やリンパの流れていくところをスムーズにしておかないと効果が得られにくくなってしまうからです。
まずは鎖骨を中心から肩の方向に向かってかっさプレート①の部分で鎖骨を挟むようにしてさすっていきます。うまく鎖骨の幅にはまらない場合には④の部分を使って鎖骨の上と下を分けてさすっていきます。
次に耳の後ろから下向きに首をさすっていきます。③の曲線を首に当てて行うとやりやすいです。左右両方行います。
お顔のマッサージはフェイスラインから行なっていきます。顎の下に④を当てて耳下までさすります。次に①の部分を顎のラインの骨に当てて耳下までさすります。うまく骨にはまらない場合は③を使います。左右両方行います。
頬骨の下側に④を当てて鼻の方から耳に向かってさすり、目の下も目頭からこめかみに向かってさすります。左右両方行いましょう。
おでこは眉毛から前髪の生え際に向かって①を使ってさすっていきます。少しずつ場所を動かしながらおでこ全面をさすりましょう。
ここまで行ったら一度顔全体を流します。前髪の生え際の中央部分から左右に分けて行います。生え際ラインを沿って耳の前、首筋というように流していきます。①や②の部分を使うとやりやすいですよ。
お顔のマッサージと併せて頭皮のマッサージをすることで、より顔のむくみを取ることができます。頭皮の凝りは感じ辛いですが、実は肩と同じようにとても凝りやすい部分です。凝りによって血流が悪くなってしまうと頭皮に栄養が行きづらくなるので、白髪や抜け毛の原因にもなってしまいます。また、頭皮のコリが取れることでリフトアップ効果もアップするそうです。
頭皮のマッサージは①の部分を使います。頭頂部の辺りで両耳を結ぶ線とぶつかるところに百会というツボがあります。まずはそのあたりを①を使ってグリグリとマッサージします。あとは耳のところから頭頂部に向かってグリグリと小さな円を描くようにマッサージしながら頭頂部に向かって場所を移動させていきます。全体的に行います。
体をかっさプレートを使ってマッサージするときには先端から中心に向かって行うのが基本です。
手足の場合には、まず手のひらや足の裏を④の部分を押し合ってマッサージして、②や③の部分を使って、手首、足首から脇または足の付け根に向かって流していきます。
お腹のマッサージは、まずはおへその周りに「の」の字を書くようにさすります。腸の動きを目覚めさせるようなイメージで行いましょう。それから体側を肋骨のあたりからくびれに沿って腰の辺りまでさすります。
マッサージをしているとゴリゴリっとしたり、他の場所よりも痛みを強く感じる場所があります。そこが老廃物が溜まっていたり、流れが悪くなっているところと考えられています。優しく他の部分より少し多めにさすってあげましょう。
かっさをするときの注意点
かっさはとても手軽なマッサージ方法ですが、行うときには注意点があります。
① 妊婦さん、内臓に病気のある人は控える
② 食後30分以上時間を開けてから行う
③ 金属アレルギーがある人は金属を使ったプレートを使用しないようにする
④ 力を入れすぎないようにする
⑤ 週2〜3回程度行う
セルフマッサージは力加減が難しいです。力を入れてさすると、肌に傷をつけてしまうこともありますし、強くプレートを押し当てることで内出血を起こしてしまうこともあります。
かっさを行う場合の力加減は「痛気持ちいい」くらいが理想的です。また、入浴後体が温まっている時の方が効果が得られやすいそうなのでぜひ試してみてくださいね。